ヤマかけ歯科医師国家試験

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【歯周病】108A47 ~臨床的アタッチメントレベルを覚える~

2024年の歯科医師国家試験まで残り88日。悔いのないように勉強しましょう。

 

今回取り上げるのはこれ。

108A47

そもそも臨床的アタッチメントレベルとは、CEJ(セメントエナメル境)からポケット底までの距離のことです。

まずa,eは消せますね。dの接合上皮の長さの測定も違います。接合上皮とはセメントエナメル境から歯冠側に1mmで付着しているものです。臨床的にここの幅の測定はできません。

bの付着歯肉幅はどうでしょうか。付着歯肉とは、歯肉辺縁ー歯肉歯槽粘膜境からPDを引いたものなのCALを求めることはできません。

よって解答はCです。辺縁歯肉の位置の測定です。

アタッチメントレベルは付着喪失の合計であることを覚えておきましょう。

具体的には、辺縁歯肉からCEJまでの距離を測定します。その距離とポケット深さを合計すればCALが出ます。

 

歯肉が浮腫を起こして、CEJより高い位置に歯肉がある場合。もしくは、FOP(フラップ手術)にて歯肉が退縮を起こし、CEJより歯肉辺縁が低い位置にある場合。

2つのパターンがあるので覚えておきましょう。

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最近また寒くなったので健康に気をつけて。体調悪くなったら早めに休みましょう。